2010年01月31日

音声マッチング

スプーン、フォーク、箸の中から、教師が言ったものと同じものをとる。

これが、できない。

箸だけは、 「はし」 と言われて、箸をとることがほぼ確実にできる。
スプーンとフォークができない。

偶然、当たることがあるというだけである。

スプーンを見れば、「ス・プ・ー・ン」 とそれらしく言うことはできるのに。
 (発音は、聞き取るのは難しく、何を言っているのか聞き手にはわからない。)

もちろん、過度にプレッシャーがかかっていて、
(正解しなくては)という思いが強すぎて、
「頭の中が真っ白になっている」 状態に近い
という可能性はある。

自分で正解を確かめられる方法として、

トーキングシンボル
を使うことにした。
音声マッチング

絵をはっていない無地のトーキングシンボルを渡し、
これと同じ音のするトーキングシンボル(スプーンまたは、フォークの絵のついた)を選び、
スプーンまたは、フォークをとる。

というものだ。

自分が納得するまで、トーキングシンボルの音を聞いて、確かめればいい。

5,6回やってみて、なんとかいけそうな感触を得た。


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この記事へのコメント
なるほど、このような方法があるのですね。

私の場合は、特に道具がなかったので、単純に

「スプーン」と言ったら、すぐに子どもの手を取り、

「スプーン」を持たせ、私に渡すようにして、

私は受け取り、それをほめる。という形で継続しました。

スムーズにできるようになったところで、

徐々に手を取って「スプーン」を持たせるのをやめました。

「スプーン」と言った後、しばらく待ちます。

分からなかったら、スプーンを指さしするぐらいはします。

徐々にこちらが何もしなくてもとって渡してくれました。

表出言語のない重度の自閉症児でした。

発達段階は、S-Mで1歳11ヶ月でした。
Posted by 杉坂 at 2010年01月31日 13:43
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